【2024年最新】インドのATM使い方完全攻略 キャッシング/手数料/DCCに注意!
こんにちは!海外にお試し移住しているやまさん(@yama3_local)です。。
今回はインド旅行の際のATMの使い方、主に海外キャッシングについて紹介します。
・インドでどうやっておトクに現地通貨を手に入れよう?
・どこのATMを使えばいい?
・手数料はどのくらいかかる?
こんな悩みをお持ちの方はこの記事で解決するかも。
この記事の執筆者
やまさん
観光系の大手企業に4年間勤め、ワーケーションなどの自由な働き方を提案する事業を行う。
夫婦2人で仕事を辞めて海外試住中。
趣味のバックパッカーで30カ国以上渡航し、旅行会社で世界中飛び回った経験から、住む場所にとらわれずに働ける移住先を探す。
2023年4月インドネシア・バリ島に長期在住中。
趣味はキャンプで、自然の中で過ごすこと。
▶︎仕事を辞めて夫婦で海外試住をした理由についての記事はこちらから!
インドは人気の旅行先ですが、巧妙な詐欺師などがたくさんいる国でもあります。
ATMによっては手数料が掛かったり、不利なレートを選択してしまう「落とし穴」もあります。
どのATMを使うのがおすすめか、どのように操作すればいいか、実際にインドに何回も訪れている私がこの記事を読めば全てわかるように書きました!
実際にオススメのATMの種類や、銀行の手数料比較、ATM操作の画像も撮ったので、ぜひ参考にしてください!
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Contents
インドのATMを使う前に知っておきたい現金事情
インドに行くのは決めたが、どこでお金を調達しよう?
日本で両替するとレートが悪いと聞いているので少し不安…
と悩んでいる方がこの記事を見ていると思います。
まず、前提条件として知ってほしいインドのお金についても記載します。
「さっさとキャッシングの仕方を教えてくれ!」と言う方は目次からジャンプして読み飛ばしてください。
インドの通貨「ルピー」の基本情報
インドの通貨は「インドルピー(INR/Rs)」と言います。
表記はINRや、Rsなどありますが「₹」が主流です。
※ちなみにインドネシアの通貨はルピア(IDR)。国名も単位も似てますが間違えないように。
なお、小さいものとして パイサ(1ルピー=100パイサ)という通貨もあります。
2024年1月時点
1Rs=1.75円
紙幣の種類は8種類、
- 5ルピー紙幣(ほぼ流通していない)
- 10ルピー紙幣
- 20ルピー紙幣
- 50ルピー紙幣
- 100ルピー紙幣
- 200ルピー紙幣
- 500ルピー紙幣
- 2000ルピー紙幣
硬貨の種類は4種類、
- 1ルピー硬貨
- 2ルピー硬貨
- 5ルピー硬貨
- 10ルピー硬貨
インドはクレジットカードが使えない場所も多い
インドは電子決済が普及しており、個人商店でも使えるお店が少なくありません。
しかし、クレジットカードは使えない店も多いのが現状です。
インドに旅行に来る方は屋台のご飯やチャイ屋さんのようなローカルなお店を楽しみたい方も多いのではないでしょうか。
この様なお店ではクレジットカードが使えないことが多いため、現金を用意することをおすすめします。
観光客向けのホテルなどはクレジットカードを使える場所がほとんどですが、機械が故障していて使えないことや、単純に面倒がってクレカ決済をさせてもらえないところも多数あります。
「VISA」と書いてあるのに使えないところもしばしば。
TIPS!
海外旅行ではクレジットカード複数使いが必須です。使用目的のみならず海外旅行保険が1年間無料になるからです。
私も1個カードが使えなくなったときに予備カードが2枚あったので助かりました…
無料で海外旅行保険もついてくるので複数枚持っていくに越したことはありません
詐欺に注意が必要!
インド、特に観光客が多いデリーやアーグラ、バラナシでは観光客を騙してこようとする人がたくさんいます。
「デリー駅で話しかけられたら全員詐欺師だと思え!」
なんて言われたこともあります。
もちろんいい人もたくさんいますが、以下のセリフは詐欺の常套手段なので気を付けましょう。
ここを通るには「通行料」が必要だ。
許可証を持ってるか?
俺のおじさんがジュエリー屋さんを最近オープンした!見においでよ。見るだけ見るだけ。
その宿は閉鎖したよ。系列店へ連れて行ってあげるよ
へえ〜日本からきたの?日本のお札をちょっと見せてよ
詐欺師と提携してる旅行会社へ連れて行かれたり、自称政府のオフィス、またはATMまで連れて行かれることもあります。
インド人に連れて行かれたATMでは絶対にお金をおろしてはいけませんよ。
スキミングに注意!
インドではクレジットカードを使えるお店が少ないですが、たまに使えるお店があります。
ただし油断は禁物で、個人商店みたいなところからチェーンっぽいお店まで、スキミングの可能性があります。
また、ATM自体に怪しい機械を取り付けて情報を抜き取られる可能性もあります。
クレジットカードを使うときは気を付けてください。
というかクレジットカード決済をあまりしないように心がけるほうがいいと思います。
インドルピーを入手する方法3選
それではここから実際にインドにきたとしたらどのようにインドルピーを入手すればいいのか、現地通貨の入手方法を紹介します。
たくさん方法はあると思いますが、基本的に3つです。
方法①:日本で両替していく
一番安全であり、不安が少ない方法は日本でインドルピーを入手していくことだと思います。
インドは日本人の旅行先としてメジャーな国なので、空港や街中の両替所では、ほとんどの場合インドルピーの取り扱いがあります。
しかしデメリットとしてはレートがかなり悪いということが言えます。
お金で安心を買えるというメリットもありますので、そういうスタイルの方にはこの方法をお勧めします。
方法②:現地で両替する
2つ目の方法は、インドに到着してから銀行や両替所に行き、日本円や他国の外貨をインドルピーに両替する方法です。
各空港には両替所がありますし、街中にも銀行はたくさんあります。
ただし両替所や銀行で両替する場合は、手数料がかかる場合が多く、両替所の利益としてレートが上乗せされています。
日本で両替するよりは、お得なレートであることがほとんどです。
ATMの操作がどうしても苦手な人は、現地両替所での両替をおすすめします。
前述の通り、詐欺が横行してる国であるので、もらったお金は1枚1枚数えて、ちょろまかされてないか、明らかな偽札がないかなど確認しましょう。
方法③:ATMでキャッシングする
一番おすすめの方法はATMでキャッシングです。
キャッシングって…つまり借金?
無理、怖い…
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
私も最初は「キャッシング」という言葉に悪いイメージを抱いていました。
ですが、ご自身の予算を超えた額を借りない限り、不安に感じる必要はありません。クレジットカードのキャッシングは繰り上げ返済ができるため、利息も抑えることができます。
ATMの海外キャッシングは基本的に「実勢レート」と言われる、通貨の対外価値を示す手数料などが含まれていないいわゆる世界標準レートで金額を下ろすことができます。
そこにATMの会社に払う手数料(0円~約450円)と、カード会社に払う利息を合わせた金額になります。
キャッシングはカードショッピングと同じで、1か月後の返済が基本。
その1ヶ月間、カード会社から借金をしているような状態になるので、その間に利息が発生します。
この利息でカード会社は稼いでいるというわけです。
カード会社に払う利息は利用日から、返済日までの期間によって変わります。
つまり1ヶ月より早く返せば、怪しい両替商よりもはるかにお得に現地通貨を手にできるのです。
このようにキャッシングは仕組みさえしっかり理解できていれば怖いことなんかありません。
私はインドのみならず、トルコやベトナムなどに行った際も エポスカード でキャッシングしました。ネットから次の日には繰上げ返済できるので、手数料は実質ほぼ0円で現地通貨をゲットできています。
ほかのカードの繰上げ返済はだいたい電話でしかできないので、海外にいながらネットで繰上げできる エポスカード は海外によく人にとって最強のカードだと思っています。年会費も無料です!
インドでATMキャッシングするときに気をつけること
インドのみならずですが、海外で頻繁にATMキャッシングをする私が、キャッシングする際に気をつけていることを紹介します。
国によっては、少しトリッキーなATMがあるので、気をつけてください。
注意点①:ATMにはDCC手数料というものがある
一番気をつけなくてはいけないのがDCC手数料の提案です。
DCC取引とは?
ソトグラシ
DCC(Dynamic Currency Conversion)は、即時に確定されたレートを元に自国通貨でのカード決済ができるサービス。
通常はレート確定まで数日かかるところを、その時点でレートが確定され、さらに日本円で提示されるので、一見分かりやすい便利なサービスですが、現地の金融機関側がレートを決めるので、通常のクレジットカードキャッシング時のレート(VisaやMasterの基準レート)に比べると悪い場合が多く、さらに手数料を徴収する銀行もある。
要約すると、
●DCC取引=日本円での取引(ただしレートは銀行が決めるよ)
●通常取引 =インドルピーでの取引
海外でのキャッシング、またはショッピングの際、「DCCを利用しますか?」と聞かれたら答えはNO=現地通貨での取引を選択するのが良いと思います。
DCC取引を回避するには?
DCC取引かどうか見極める方法があります。
それは、下記のような表示がされるかどうか。
これが表示されたらDCC取引するATM
確定レート(1Rs=●JPY)の表示
日本円での金額の表示
手数料(Mark up または Commision)の表示
当銀行のレートでの取引になりますの表示
この条件を承諾して取引しますか?の表示
DCCを提案しないATMならば、レートや日本円額などはレート確定日(引き落とし日)まで分かりようがないはず。
なので選択した現地通貨額(Rs)のみが表示されます。
これに気がつかずに「Yes」を押して先へ進むとDCCを選択したことになってしまって、悪いレートで現地通貨を引き出すことになってしまいます…
また、NOというボタンがなく、強制的にDCC適応になるという最悪なATMも多数あるので注意が必要です。
注意点②:一気に10,000ルピー以上を下ろせないところもある
インドでは、1回でATMからおろせる金額が決まっている場合があります。
1回の取引で10,000ルピー(約16,000円)以上の金額を入力すると取引できないということが多く、長期滞在の場合など一度にたくさんお金を下ろしたいときは、複数回キャッシングする必要があります。
手数料がかかっちゃうし、繰上げ返済するのも面倒〜〜〜。
エポスカードのようにネットで繰上げ返済がすぐにできるなら何度かに分けてキャッシングするのもアリだと思います。
電話ではなくネットでまとめてできるので、まとめて処理できます。
注意点③:スキミングやのぞき見防止、人通りの少ない道で大金を下ろさない
これは海外でのキャッシング全般に言えることですが、大金を得るキャッシングは治安の悪いところでは行わないことが鉄則です。
こんな事例があります。
インドは前述の通り、注意が必要な国です。油断せずにキャッシングを行うときは万全の警戒で行ってくださいね。
心配な方は銀行に併設されているATMで、銀行が空いてる時間帯にキャッシングすることをおすすめします!
(何かあっても窓口で対応してくれます)
オススメの記事
海外でも日本の電話番号を保持しているとかなり便利です。
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などメリットがたくさんあります。
▶︎【海外旅行・海外移住】日本の携帯番号を格安で維持!楽天モバイルが最強 の記事はコチラ
注意点④:壊れてるATMがたくさんある
この銀行でおろそう!と思って、Google MAPで調べて頑張って歩いて行っても、
ATMが壊れてるなんてこともたくさんあります。
こんな風に「壊れてますよ」なんて書いてくれてるのは優しい方で、使ってみたら壊れていてカードが吸い込まれました…
なんてこともあり得るのがインドです。
自分の前に誰か使ってたり、銀行に併設されてるATMなら安心できますね。
間違っても路地裏にある怪しいATMを使わないようにしましょう。
お金が入っていないこともよくあるので、近くに表記がないかチェックしましょう。
インドのATMでキャッシング
インドには多くの銀行があり、どの銀行のATMでキャッシングすればいいか迷う方も多いと思います。
おすすめは「State Bank of India(SBI)」もしくは「IDFC FIRST BANK」のATMです。
この2つは、多くの銀行で必要な手数料がかからないため、お得にキャッシングすることができます!
デリーにあるインディラガンディー空港では、到着ロビーにIDFCのATMがあります。
赤い看板が目印。
前述の通り、街中のATMは壊れてることが多いので、ここで下ろせる人はおろしておいた方がいい。
逆に街中では、State Bank of India(SBI)がたくさん見つかります。
こちらは青い看板が目印。
インドのATM(IDFC銀行)でのキャッシング手順
それでは早速写真付きでキャッシング方法を紹介していきます。
実際に空港にあるATMを使用した画像です。
まずクレジットカードを挿入してください。
すると言語の選択画面が出ます。
[English]を選択。
というかEnglish以外ヒンディー語で読めません…。
次に、何をしたいかを選びます。
ここではキャッシングをしたいので[Cash Withdrwal]を選択。
PINコード(暗証番号)の入力です。
周りから覗き込んでくる輩がいないか注意してくださいね。
続いて、金額の入力です。
前述の通り、大金はおろせないことがあるので、試しに36,000RS入力してみましたができませんでした。
気を付けてください。
(上限は10,000Rsでした)
下に書いてあるのは「寄付しますか?」というものなので、興味のある方以外はスルー右下にある[CONFIRM]で決定です。
少々お待ちくださいの画面。
ATMにお金が入ってなかったり、金額が大きすぎて取引不可の場合はここで取引停止します。
お金が出てきました。
続いてレシートです。
取引終了画面、カードを忘れないようにしてください。
私はバリ島で一度忘れて、欧米人が教えてくれたことがあります。インドだったら多分無くなってた。
おかしなレートも適応されておらず、日本円の記載もないので、DCCレートは適応されていません。
…以上です!
簡単ですよね。
しかもキャッシングが終わったら、すぐにネットで返済してしまえば利息は0!
他のカードだと電話して繰上げ返済しなければならないので、ネットだけで返済できるエポスカードは珍しいカードです。
これが私がエポスカードを選ぶ理由。
すぐ返すのを癖づけると良いですね。
▶︎エポスカード裏技!海外キャッシングをネットのみで繰上げ返済する方法
インドのキャッシングやお金に関する口コミ
私以外の方のインドのお金・キャッシングに関するSNSの投稿を集めてみました。
幾つかの例を聞いたけど、僕の場合も、インドでカードでキャッシングした方がクレジットしたよりもさらにレートがいい。インドまで現金を持ってゆく必要もないし、テラーのごまかしもないしw (ちゃんとカウントする必要はあるけど)
— ちーたけ カレーリーフの苗からレシピまで「カレーリーフ」 (@chitake) January 28, 2012
楽天カード(JCB)、インドで全くキャッシングできないな。
— ヨノギ@推しはベーシックインカム&ビットコイン (@yonogishiki) July 17, 2019
インドに行く人は要注意!
カードは複数持って行こう!
インドのATM。今は使えないそうです。ATMに現金が入ってないことも多々。思い通りにいかないのがインド。日本のクレカでキャッシングする場合は民間銀行ではないSBIやパンジャーブナショナル銀行が仲介手数料安くていいらしい。 pic.twitter.com/iYua7I6jF0
— リュウサイ🌍世界バックパッカー放浪記 (@ryusaiogushi) February 22, 2022
インドでクレジットカードのキャッシングをするときはSBI(State Bank of India)のATMで行うべし。SBI以外の銀行だと勝手に200ルピー程度の手数料を上乗せしてカード会社に請求してくる。絶対に絶対にSBIですよ!
— 三井昌志 (@MitsuiMasashi) December 26, 2015
インドで安心・おトクに現地通貨を手にして旅行を楽しもう!
今回はインドの両替事情から、オススメの銀行、キャッシングの仕方まで紹介しました。
結論をまとめると下記のような感じです。
インドは短期間の旅行で来る方も多いですよね。
そういった方は現地SIMを買わないでも楽天モバイルの海外データローミングが無料で2GB/月 使えます。
私も10日間インドにいましたが、全く問題なく使用できました。
サクッと現地通貨を手に入れて、たっぷり観光してください!
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